レベル1の脳と身体

こんにちは。 メトロノームメソッドの 村上剛です。
前回は「バックエイジング」についてお伝えしてきました。
今回は「レベル1の脳と身体」という事についてお伝えします。
今年の12月に海外のプロサッカークラブ入団を 目指している選手を1年間契約で毎月診ています。
脳のレベルを1にして、 パフォーマンスを上げる目的で施術しています。
先日、初めてレベル1に上がり、その時に 彼は「身体が浮いた感じがしました」と言いました。
レベル1に到達すると身体が浮くと言う事を 言われる方は数人居ました。
必ずしもレベル1の体験は人それぞれですが、 「身体が海で浮いている」とか「空に浮く」 という人は一定数います。
脳神経学では「身体図式の変化」と呼びます。
身体図式とは 「心や意識の身体性、感覚運動統合を論じる上で重要な概念」 と定義されています。
3つの特徴があります。
1.自覚を必要としない。 2.大脳皮質の頭頂葉連合野および運動前野が関わっている。 3.身体図式は変容する(可塑性を持つ)。
1つずつ説明します。
1.自覚を必要としない。 身体運動を無意識で調整しています。 したがって、ひとが身体図式に対して明らかな 知識を持っているとは限りません。
2.大脳皮質の頭頂葉連合野および運動前野が関わっている。
感覚を司る頭頂葉と運動を司る前頭葉の相互作用で 感覚と運動のシステム的な結合状態です。
ヒトでは特に頭頂連合野の損傷によって、 身体図式の障害が起こります。
3.身体図式は変容する(可塑性を持つ)。
日常的には、ある道具の使用に熟達すると、 私たちは道具を持っている手そのものではなく 「道具の先端」で対象を感じがちです。
例、盲人の杖の先端までが自分の手
身体図式は感覚運動学習の結果、 あるいは実験的に作り出された錯覚によって、 一時的に変容させることもできる。
レベル1になると一時的ではなく 恒常的に身体図式の変容が起こります。
イチロー選手、内村航平選手、羽生結弦選手たちの インタビューを聞いているとそれが良く分かります。
イチロー選手は自分のバッティングスイングの理想形があり、 どれだけ実際のスイングが理想形に近いづいているのかを 探求しているそうです。
内村選手は、子供の頃から自分がやりたい演技をノートに マンガのように書いてみて、その通りに動けるように練習しました。
羽生選手は4回転半のジャンプ中に身体の軸のズレを修正できるそうです。
彼らのインタビューに共通しているのは 「身体図式の変容」です。
ワールドクラスでは身体図式を意識して 変容させられなければ世界で戦えません。
「身体が浮く」というのは身体図式が変容するチャンスで 自分が世界で活躍するパフォーマンスを現実化する またとない機会になります。
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