日差のある症状

こんにちは。 メトロノームメソッドの 村上剛です。
前回は「脳と収入に関する対談(@アルゼンチン)」について
お伝えしてきました。
今回は「日差のある症状」
と言うことについてお伝えします。
以前診た患者さんで、 「16年前の交通事故が治らない」 と言う70代の女性がおられました。
まず、この表現で思い込みから 来ることが予想されます。
確認のため、 「日によって変化しますか?」(日差) 「時間によって変化しますか?」(時間差) 「何かしている時で変化しますか」(行動差異)
この3つのどれかの質問で、一つでも「はい」 があれば、思い込みです。
この思い込みがなぜ生まれたのかを見つけて 解決しないと症状は解消されません。
ただし、気を付けないといけないのは、 思い込みと伝えて信頼関係が壊れることです。
症状があることで何かの利益があります。
NLPでは症状の 『肯定的意図』   と 『副産物』と言います。
肯定的意図は症状によって 得られる価値(抽象概念)です。
例えば、症状があることで パートナーからの『愛』という 価値が得られるかもしれません。
副産物は症状によって得られる『二次的な利益』です。 基本的に、具体的な環境や行動に現れます。
私が昔、喫煙していたのは、 「呼吸する」という副産物がありました。
PCで仕事に集中し続けると息を止めていて、 それを解消するために一服していました。
このような症状の肯定的意図や 副産物に対するケアをしないで 症状を解消しようとすると 治らないか他の問題にすり替わってしまいます。
何でも症状を無くせば良いというものではなく、 身体もしくは人間という複雑なシステムに対して 様々なアプローチが必要です。
そして、
やっかいなのは、思い込みが外部から 刷り込まれている場合です。
「加齢や体重のせい」 「筋力が弱い」 「姿勢が悪い」 などなど
いくらでもありますが、 一つの原因で症状が起こらないのは 日差、時間差、行動差異があればすぐに分かります。
なぜならば、
一つの原因だと日差、時間差、行動差異の 説明ができないからです。
そのため病院、マスコミなどの情報が 思い込みの刷り込みに一役 買っている場合があります。
原因を一つに限定するのは、 システム論的に非現実的な 解決方法となります。
考えられる可能性を視野に入れて、 一つに原因を決めつけず、 多様な対応が重要です。
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