時間と脳レベル

こんにちは。メトロノームメソッドの村上剛です。
私たちが未来について想像すると左右の眼球は、 右上を向く傾向があります。
反対に過去にフォーカスする時には左上を見ます
時間軸上(タイムライン)の過去の出来事を思い出したり、 未来の事を想像することは、 神経学的学習階層構造(ニューロロジカルレベル)では、 過去の記憶を想起したり計画策定を行う「能力レベル」で起こります。
能力レベルでは姿勢、呼吸と声のトーン、 ジェスチャー、アイアクセシングキュー、言語パターンに影響します。
タイムラインを動かすことで、 身体感覚に影響を与えた患者さんの例です。
患者さんがめまいを起こした次の日に来院しました。
70代の女性なのですが、 めまいを起こした翌日(来院した日)まで 吐き気を感じていました。
病院に行っても異常なしと言われて来院しました
デパートに行って帰ってくるときに駅の階段で、 転びそうになった事を思い出して、 吐き気を感じていました
そして、その転びそうになった瞬間と 吐き気を感じている時間に留まっていました
その患者さんは自分の症状 (めまい)に固着しているようでした。
何を聞いてもめまいを起こした原因を訴えるだけで、 その状態から抜け出せないために吐き気 (まるで冬山の二重遭難のように)を感じているようでした。
そこで私は「めまいを起こす前はどんな感じですか?」と聞きました。
(患者さんはあお向けで寝ています。 私は足をマッサージをしながら、患者さんに快適な状態に留まってもらいます)
患者さん:「快適な感じ」 私はもっと具体的に聞きました「快適な感じって○○さんにとってどういう状態ですか?」 患者さん:自然に少しタイムラインを過去にさかのぼって、 「階段を手すりを使わないで昇れるぐらい元気な時」 このとき顔色が少し良くなりました。
患者さん:「そのあとデパートへ行って・・・・・」
私はそこでストップをかけました。 (まためまいの時を思い出すと具合悪くなると思ったので。)
タイムラインを未来にシフトする質問をしました。 「もしもこの後、家に帰って調子が良くなったらどんな感じですか?」
患者さん:胸のあたりをさすりながら「この辺がすっきりする」
私は、2回ほど 「めまいを起こす前はどんな感じですか?・・・・帰って楽になったらどんな感じですか?」 過去のいい状態と未来のいい状態を行ったり、来たりしました。
顔色はだいぶ良くなっていたので、 「吐き気は今はどうですか?」って聞いたら 「あら忘れていたわ」と言って帰っていきました。
患者さんの時間に対する意識をリードすることによって、 ある特定の時間の点(めまいの原因となった転びそうになった瞬間)に 固着したパターンに対して介入することができます。
症状の記憶に固着すると脳レベルは7まで下がります。
私たちの脳は時間を知覚する海馬、海馬傍回などが 刺激されることで、脳レベルが上昇します。
上記の患者さんは自然治癒力が高まる レベル5まで上がりました。
質問があれば、いつでもご連絡ください
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