ダブルバインドとダブルスタンダードの弊害

こんにちはメトロノームメソッドの村上です。
今回は、ダブルバインドとダブルスタンダードの弊害 についてお話しします。
職場でパワハラを受けてうつ病になった方のセッションをしました。
脳レベルは7で、脳の動きがほとんど感じられませんでした。
こういう場合にはカウンセリングするのは、避けます。
話すと負のスパイラルに入ってしまうからです。
自己を責めて、他者より劣った自分という幻想に嵌ります。
なので、現実的な思考と感覚を実感できるレベル6へ上がるまで、 つまり脳が動き出すのを待ちます。
レベル6になったら、職場の状況を聞きます。
そうすると、 ポツポツと話し始め、 業務上の質問をすると上司から 「何でも人に聞かない!」と 同僚の前で怒鳴られたそうです。
さらに、書面で 「勝手な自己判断で業務を進めない。」 とも注意を受けたそうです。
1.質問しても怒られ、2.自分で考えて業務を進めても怒られる。 そして、3.その上司の管理下から抜けられない。
この1.2.3.が揃った状況をダブルバインド(二重拘束)と呼びます。
人はダブルバインドに陥ると脳のレベルが低下して 相当な精神的ダメージを受けます。
ダブルバインドを生き残るために3つの選択肢があります。 A.上司の態度を改めてもらう B.有休を取って、その場から移動して異動願いか転職を考える C.上司とのコミュニケーションを客観的に観察、録音して、上司の変化もしくは労働基準監督署に行くかを判断する
Aは戦う(環境改善)Fight Bは逃げる(移動)Fright Cは凍結(観察して機を伺う)Freeze
3Fとも言います
そのかたはBを選択しました。
現在は休職して心身ともに休養しています。
3Fのうちどれが良いかは自分と相手と状況によって 異なり、正解はありませんが、どれかを選ばないと消耗するだけです。
私も先日、似たような状況に追い込まれました。
新しい転居先では保健所が板橋から新宿に変わり 転居届を申請した時のことです。
板橋で認められていた治療室の構造基準が 新宿では不可と告げられました。
鍼灸師法と柔道整復師法(接骨院)の解釈が 地方自治体で異なるからだそうです。
板橋では、鍼灸と柔整は同一の流水での 手指洗浄が認められています。
新宿では、法律が異なるので、2カ所に 流水手指洗浄設置を求められました。
現実的ではない指導で、 私は法律に沿って、 洗面器に消毒液を入れて それで代用しても良いのかを確認しました。
そうすると、それは不可と言われ、 1)法律に基づいて構造基準を申請 2)法律に銘記されていない解釈による却下
これは先ほどのダブルバインドとは異なり、 ダブルスタンダード(二重基準)と呼びます。
新宿では、「銘記された法律」と「銘記されていない解釈」の 二つの基準によって免許保持者の権利を 侵害していると指摘(Fight)しましたが、 訂正されなかったので、 鍼灸院と接骨院としての転居を辞めました。
実質的な治療は現在はほとんど自由診療です。
実際は困らない(医療控除用の領収書は発行できません)ので、 逃げました(Fright)。
ここでエネルギーを使うと脳レベルが下がるので、 さっさと保健所との折衝を切り上げました。
脳レベルが下がっているとダブルスタンダードにも気づかず、 右往左往して、結局相手の要求を受け入れてダメージを 増やすだけになり、さらに脳レベルが下がる負のスパイルに嵌ります。
脳レベルが下がらないうちに、 現実的判断をお勧めします。
ご自身が負のスパイラルに入ってしまったと 感じている方はご来院ください。
サポートいたします。
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