こんにちはメトロノームメソッドの村上です。
今回もまた自律神経についてお伝えします。
自律神経の中枢である、「視床下部」と「脳下垂体」は脳の中心軸にあります。
左右の脳が互い違いに動くと捻れの歪みが、その部分にかかります。
特に今回は視床下部にフォーカスしてお伝えします。
視床下部は自律神経系の最高中枢で、 体温調節、摂食行動、睡眠・覚醒、ストレス応答、生殖行動など 非常に多岐にわたる行動を調節しています。
こうした調節は単独で機能しているわけではなく、 相互に関係する複数の行動を、バランスを取って促進・抑制することで 全体的なモード(戦闘か休息か)を規定しています。
例えば、ストレス応答の際は生存確率を高めるために 代謝レベルを高めるが、その際には体温や血圧を上昇させ、 睡眠や生殖行動を抑制するような統合的な調節が行われています。
以下に代表的な機能についてお伝えします。
<体温の調節> 動物は外的環境に左右されず内的環境を維持できるが、 鳥類や哺乳類では体温調節もそれに含まれます。
外気温が変化しても体内温度を一定に保つことは 行動上の制限を大きく広げ、生存に有利に働きます。
体温は概日リズムや摂食行動、女性の月経周期などによっても変動すします。
体温調節がうまくできないと、「熱中症」「冷え症」「低体温症」などが発症し得ます。
<体液恒常性の調節> 視床下部には下垂体から放出されるホルモン(次回詳細)抗利尿ホルモンを 産生する神経細胞が存在しています。
体液恒常性を維持するうえで、抗利尿ホルモンは 腎臓における水の再吸収の程度を決定し、血液の浸透圧を制御する重要な因子です。
視床下部の一部には、血液浸透圧をモニターする浸透圧受容器として機能しています。
体液恒常性がうまくいかないと「頻尿」「夜間尿症」などが起こり得ます。
<摂食行動と代謝の調節> 多くの動物にとって生存にかかわる最も大きな問題は「飢え」です。
エネルギーを適切に管理するため、視床下部は摂食行動と代謝レベルを調節しています。
エネルギーに余裕があるときには糖質から脂肪への変換を行い、 エネルギーが欠乏しているときには脂肪やタンパク質を分解するという 一連の代謝システムは視床下部の自律神経と内分泌を コントロールする機能によって管理されています。
摂食行動と代謝の調節がうまくいかないと「拒食症」「過食症」が発症し得ます。
<性周期・生殖行動の調節> ほ乳動物の生殖は視床下部、下垂体、そして性腺の各組織が 相互にシグナル伝達を行うことで調節されています。
例えば、ヒトの女性において、月経を含む性周期は下垂体前葉から放出される 「卵胞刺激ホルモン」と「黄体形成ホルモン」によって調節されていますが、 これらは視床下部から放出される「性腺刺激ホルモン放出ホルモン」によって制御されています。
生殖行動はエネルギー代謝、胎児への血液供給を含めた 循環器系、体温調節などのシステムと協調しています。
性周期・生殖行動の調節がうまくいかないと PMS(月経前症候群)やED(勃起不全症候群)などが発症し得ます。
<ストレス応答の調節> 動物が攻撃を受けた時には覚醒水準や代謝を高め、 闘争や逃走にリソースを集中する必要が生じます。「生存戦略」
こうしたストレス応答に際しては心理的ストレスも身体的ストレスも 共に視床下部に伝えられまする。
視床下部から下垂体、そして副腎へと伝えられるシグナル伝達は ストレス応答にとって非常に重要であり、この回路は視床下部-下垂体-副腎系 と呼ばれています。
視床下部からストレスホルモンとも呼ばれる副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンが放出され、 それによって刺激された下垂体前葉から副腎皮質刺激ホルモンが産生・放出され、 それによって刺激された副腎皮質は副腎皮質ホルモンとして知られる コルチゾールの分泌を高めます。
このコルチゾールが循環器機能やエネルギー代謝を高め、 ストレスに対して全身の防御反応を引き起こします。
ストレスは睡眠や性行動を抑制するはたらきをもちます。
ストレス応答の調節がうまくいかないと高血圧症や慢性的な痛みやうつ病、不妊の原因となり、物質乱用や依存症にも関与する可能性があります。
<睡眠・覚醒の調節> 視床下部が睡眠・覚醒を司っていることは古くから知られており、 嗜眠性脳炎の研究などから視床下部の前方部には睡眠中枢が、 後方部には覚醒中枢が存在することが提起されました。
視床下部は、覚醒中枢を刺激し、 これを活性化させることで覚醒を維持するのに寄与していると考えられています。
睡眠・覚醒の調節がうまくいかないと「不眠症」「過眠症」などが発症し得ます。
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今回もまた自律神経についてお伝えします。
自律神経の中枢である、「視床下部」と「脳下垂体」は脳の中心軸にあります。
左右の脳が互い違いに動くと捻れの歪みが、その部分にかかります。
特に今回は視床下部にフォーカスしてお伝えします。
視床下部は自律神経系の最高中枢で、 体温調節、摂食行動、睡眠・覚醒、ストレス応答、生殖行動など 非常に多岐にわたる行動を調節しています。
こうした調節は単独で機能しているわけではなく、 相互に関係する複数の行動を、バランスを取って促進・抑制することで 全体的なモード(戦闘か休息か)を規定しています。
例えば、ストレス応答の際は生存確率を高めるために 代謝レベルを高めるが、その際には体温や血圧を上昇させ、 睡眠や生殖行動を抑制するような統合的な調節が行われています。
以下に代表的な機能についてお伝えします。
<体温の調節> 動物は外的環境に左右されず内的環境を維持できるが、 鳥類や哺乳類では体温調節もそれに含まれます。
外気温が変化しても体内温度を一定に保つことは 行動上の制限を大きく広げ、生存に有利に働きます。
体温は概日リズムや摂食行動、女性の月経周期などによっても変動すします。
体温調節がうまくできないと、「熱中症」「冷え症」「低体温症」などが発症し得ます。
<体液恒常性の調節> 視床下部には下垂体から放出されるホルモン(次回詳細)抗利尿ホルモンを 産生する神経細胞が存在しています。
体液恒常性を維持するうえで、抗利尿ホルモンは 腎臓における水の再吸収の程度を決定し、血液の浸透圧を制御する重要な因子です。
視床下部の一部には、血液浸透圧をモニターする浸透圧受容器として機能しています。
体液恒常性がうまくいかないと「頻尿」「夜間尿症」などが起こり得ます。
<摂食行動と代謝の調節> 多くの動物にとって生存にかかわる最も大きな問題は「飢え」です。
エネルギーを適切に管理するため、視床下部は摂食行動と代謝レベルを調節しています。
エネルギーに余裕があるときには糖質から脂肪への変換を行い、 エネルギーが欠乏しているときには脂肪やタンパク質を分解するという 一連の代謝システムは視床下部の自律神経と内分泌を コントロールする機能によって管理されています。
摂食行動と代謝の調節がうまくいかないと「拒食症」「過食症」が発症し得ます。
<性周期・生殖行動の調節> ほ乳動物の生殖は視床下部、下垂体、そして性腺の各組織が 相互にシグナル伝達を行うことで調節されています。
例えば、ヒトの女性において、月経を含む性周期は下垂体前葉から放出される 「卵胞刺激ホルモン」と「黄体形成ホルモン」によって調節されていますが、 これらは視床下部から放出される「性腺刺激ホルモン放出ホルモン」によって制御されています。
生殖行動はエネルギー代謝、胎児への血液供給を含めた 循環器系、体温調節などのシステムと協調しています。
性周期・生殖行動の調節がうまくいかないと PMS(月経前症候群)やED(勃起不全症候群)などが発症し得ます。
<ストレス応答の調節> 動物が攻撃を受けた時には覚醒水準や代謝を高め、 闘争や逃走にリソースを集中する必要が生じます。「生存戦略」
こうしたストレス応答に際しては心理的ストレスも身体的ストレスも 共に視床下部に伝えられまする。
視床下部から下垂体、そして副腎へと伝えられるシグナル伝達は ストレス応答にとって非常に重要であり、この回路は視床下部-下垂体-副腎系 と呼ばれています。
視床下部からストレスホルモンとも呼ばれる副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンが放出され、 それによって刺激された下垂体前葉から副腎皮質刺激ホルモンが産生・放出され、 それによって刺激された副腎皮質は副腎皮質ホルモンとして知られる コルチゾールの分泌を高めます。
このコルチゾールが循環器機能やエネルギー代謝を高め、 ストレスに対して全身の防御反応を引き起こします。
ストレスは睡眠や性行動を抑制するはたらきをもちます。
ストレス応答の調節がうまくいかないと高血圧症や慢性的な痛みやうつ病、不妊の原因となり、物質乱用や依存症にも関与する可能性があります。
<睡眠・覚醒の調節> 視床下部が睡眠・覚醒を司っていることは古くから知られており、 嗜眠性脳炎の研究などから視床下部の前方部には睡眠中枢が、 後方部には覚醒中枢が存在することが提起されました。
視床下部は、覚醒中枢を刺激し、 これを活性化させることで覚醒を維持するのに寄与していると考えられています。
睡眠・覚醒の調節がうまくいかないと「不眠症」「過眠症」などが発症し得ます。
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