PMS

こんにちは。メトロノームメソッドの村上剛です。
先日、PMS(月経前症候群)に 悩む女子大生を治療しました。
PMSで悩む方で、チェックすべきは 4点は必須です。 1)内臓 2)骨盤、腰椎 3)脳 4)硬膜
一つずつ説明します。 1)内臓 子宮、卵巣の位置、傾き、そして動きです。
月経は左右の卵巣が交互に排卵します。 排卵する側の卵巣は動きが小さくなります。
が、
全く止まっていると問題です。
子宮は、排卵側の卵巣へ傾きます。 自然な動きですが、傾斜しても 中心軸に戻ってこれなければ問題です。
これらの内臓の動きが、 内臓それ自体に由来しているのか もしくは他の系統に由来しているのかチェックします。
2)骨盤、腰椎 子宮が緊張すると、 仙骨を後面から前方に押した時に 前にずぶずぶ入って 元の位置に戻りにくくなります。
腰椎3番~5番は特に卵巣、子宮に 末梢神経として関係します。
腹部の痛みが臍(胸椎10番)恥骨の上際(胸椎11番) の場合、肋間神経痛として考慮する必要があります。
3)脳 脳が中心軸を軌道にして動いていないと 自律神経の最高中枢である視床下部が 上手く働いていない場合があります。
その場合、視床下部から脳下垂体(ホルモンの最高中枢) への指令も機能しなくなりがちです。
4)硬膜 特に小脳テントをチェックします。 大脳と小脳を隔てる硬膜で前方で脳下垂体を覆っています。 bit.ly/3RTN51Z
耳→側頭骨→小脳テント→脳下垂体と言う連続体で 耳を左右に引っ張り、緊張度が左右で異なっていると 脳下垂体が正中線上にありませんので、 下垂体が上手く機能しません。
脳下垂体には、月経周期に関係する性腺刺激ホルモンと 黄体刺激ホルモンが分泌されて、 子宮、卵巣から女性ホルモンや妊娠を継続させるための 黄体ホルモンが分泌されて、月経周期が決定します。
以上の4つの要素が相互作用してPMSを起こしますので、 チェックが必須になるわけです。
ただし、これ以外にも原因となる可能性もありますので、 他にも可能性が無いのかを常に頭に入れておく必要があります。

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